ペットショップ・るんるん

DIARY

題名:犬に名前をつけた時

2016年07月17日 by おかぴ

こんにちは。お疲れさまです。

純白の純。純粋の純。純愛の純。純心の純。

次にもしもマルチーズを飼ったら

「純」

と名付けたいな…と、ひかりを思うばかりやはりさみしくて会いたくて触りたくて…と、名付ける妄想。

昨日、るんるんに到着したマルチーズの男の子は重い心臓病で、健康診断に院長先生の所に行って診察中に急変してしまいました。即ICUに入りました。院長先生と勤務医の先生方、看護師さん達の目の前で倒れたので、不幸中の幸い、その場は一命を取り留めました。

純くんです。

DSC_2305

あたしのあとわずかな命の2代目のマルチーズです。

名前をつけた時、覚悟が決まります。

毎日、いや1時間とか30分が純の峠です。

あと何時間かで死んでしまうのが当然な状態なのに、昨夜を乗りきり、急変して21時間生きています。がんばっています。

昨日、看取ることを覚悟を決めて院長先生のとこから帰る車の中で名前をつけました。

岡さんが看てあげるよね、と優しく見送ってくれた先生方。

恐ろしかったです。ICUの酸素室から出すのが。でも、普通の酸素濃度で生きられないなら今、何も手の施しようがない純はどのみち生きられない。

かわいそうでただただかわいそうで涙が止まらなくて、定めとやらがいかに残酷かを呪いましたが、覚悟を決めて、死に寄り添う事にしました。

DSC_2301

心臓肥大して肺を狭めているので、すさまじい呼吸です。真夏にダッシュさせまくってる呼吸、溺れてるのと同じくらいになる。

 

DSC_2303

ずっと苦しいんですが、動いたらさらに苦しくなるので、本人もあまり動かなくなりました。そして、抱き上げると肺がつぶれるためか、チアノーゼを起こしてしまい、抱っこしたら死ぬ。ことが分かりました。

それでも何度も楽な体勢をとりたいので、起き上がります。私は抱っこするのは死ぬときだと決めたので、よしよしよしよしよしよしよしよしと、また横になるまで人差し指でお顔をよしよしします。歯ははえそろってませんが、指をハムハムとするのでぶわっ!と涙がでます。

一言も鳴かず、ちゃんとシーツまでいっておしっこをし…しっぽを下げることのないとてもマルチーズらしい強い子です。

DSC_2309

薬局で買った酸素スプレーを使って、気休めかもしれないけど、ビニールを被せてスプレーしたり、まだ自分で食べる気力があったので2時間おきくらいに、食べても食べなくてもかまわないのでちょっとちょっとずつごはんやお水をしながら、時間を大切に過ごしました。

夜中、もしかしたら朝が迎えられるかもしれない気がしたので、院長に可能なことはやりたい、わずかな時間でも息が苦しくないようにと思っています。もしこのままな感じでいけそうなら、日中ICUでお預かりして頂けますか?と伺うと、まだがんばってるんですね、はい、もちろんですよ。ゆっくりお昼寝できるといいですね。預からせてください。とお返事がもらえました。

もう少ししたら、お迎えに行って来ます。

犬や猫に名前をつけた時

すべての事を受け入れ死が別つまで一緒に。

たとえ、数日でも、何年でも。

それがあたしの覚悟。

 

健康である、元気である個体かどうか判断ができるのは獣医師のみです。

どうか先生方の診察を受けて健やかな子をみなさんお迎えください。

どんなにかわいくても、なんだかんだでも、元気じゃなきゃ、健康じゃなきゃ、生きてくれなきゃ!!

覚悟したとかは建前っすよ。かなしくて涙がでてたまらない。

なんだっていい、命が助かるなら、どうなっててもいい生きてくれるなら。

生きてくれなきゃなにもしてやれないよ。

命さえあれば、なんだってこれからしてあげるのに。

よしよしよしよし、プリティよプリティよ、強い子じゃ強い子じゃ、大丈夫大丈夫、おるからねおるからねとまた明日の朝がきてくれたら幸せです。

でも生かしてあげてよ!奇跡はどこだよ!と抗うのはもう抑えて

心穏やかに、残りの時間を過ごします。

小さな命の証。 岡 純。18頭目の御曹司。