ペットショップ・るんるん

DIARY

題名:闘わせない

2016年11月27日 by おかぴ

こんばんは。お疲れさまです。

昨日、うちのおとめが、緊急手術を受けました。

院長先生が今日ならできるわ!他に先生がいる日だから!次は12月11日しか急いでもできないから、今日手術します、待てない!

1480163182582

おとめは、乳腺腫瘍(乳ガン)でした。

せおちゃんから、朝、おとめちゃんのおっぱいにシコリが…と報告を受け、すぐに店長と確認して、まだ午前中の診察に間に合うのですぐに病院へ。

オペは無事に終わりましたと連絡を受け、とりあえずよかった~、あとは悪性じゃないことを祈ろう。って話していました。

私は、犬の乳腺炎や乳腺腫瘍の経験はあります。昨日、もともと院長の判断は早いし、妥協はしない方。その院長が即決し、今日できるから!と急いだこと、抗がん剤を専門に使う木下先生の名前が出たことから、ふと、猫の乳腺腫瘍って…と、調べると、

80~90%「悪性」

生存率「半年~3年」

全身転移あり

まだ、オペ後入院中です。

火曜日の夕方お迎えに行ってきます。

ひとしきり泣きはらしました。かなしいです。ほんとにかなしい。かなしいです。

片側の乳腺を全摘出しているはずですから、左半身、体長の長さが傷だと思います。

みんなも、もちろん経験はなく誰もが昼に話したように、退院を待って病理の結果だねと思っていましたが

やはり、言わなきゃ、言わなきゃ…と、チームるんるんラインで、猫の乳腺腫瘍について送りました。

遅い時間にも関わらず、全員が周知し返事をくれました。

長々と私が書くし、みんなショックで何も言えないのは当たり前で。

店長は

悲しいですね…
すごくおりこうな子なのに…😢
信じられないです…😞

帰ってきたらいつも通りゴロゴロスリスリご機嫌でいれる時間をなるべく多く過ごせるようにしてあげたいです。

そして、いとうちゃんが

私に何か出来ないか考えます。
火曜日宜しくお願いします🙇‍♀️

私に何か出来ないかを考えると。

そして、同じ事を先輩のいのまたさん、せおちゃんも。

いつも分からなくなります。年老いた子、完治しない余命を告げられた子へ、あたしは何が出来るのか?どうしてあげたらいいのか?何を望んでるのか?何をどれを選択すべきなのか?

でも、これまで私と連れ添い、多くの子、そして先日、我が子「かいくん」を立派に旅立たせた店長が言うように、「いつも通りの毎日」を望んでいると思っています。

人もだけど、動物を飼うて必ずこうなるんだけどさ、あたしも何頭見送っても、何を望んでるかとか、求めてるかを最後まで悩んで苦しい。
でも、先に逝ってしまったみんなね
いつも通りの毎日を一番望んでるんじゃないかって思う。
当たり前に明日が来ることなんて誰にもないけど、確率的に、おっちゃんが乳ガンになって闘病と時間とも闘う事になってしまった。

看病や通院とか、物理的に何かをしなきゃいけないのは大切。

でも精神的におとめを最後まで見て触って想っていつも通りをさせてあげるのは、この病気には最も大切かもしれない。

もう治らないガンだから、海老蔵の奥さんと同じ。
海老蔵も家族でがんばってるもん。
おっちゃんには、なるべく病気や時間と闘わせないようにクオリティオブライフを送らせよう。

まーたんたちとあたしたちで。

ありがとうね。

と、返事をしました。

_20161127_023451

 

闘わせないことに重きをおきたい。

全員一丸で。

 

退院後のこと、再発について、院長先生の状況判断と経験則での余命を、はっきり聞いてこようと思っています。

私がTNR(リターンはせず譲渡を続けてきましたが)をはじめてしばらくした頃、8年前くらい。自らるんるんに来た子、捕獲器を使わなかった子です。

裏口に座り、中に入って来たり、スリんとしてみたり。最初は、おうちに帰りなと言っていましたが、毎日来ます。

警戒心が、初期の子達とは違って、外飼いで飼われてる子、迷い子、餌付けされてるか、捨てられてうちに来たかなどだと思いました。

あたしの上限は、おっちゃん系の子は5日。

5日間、毎日夕方に来た。

ここで暮らしたいんです。

もう私も限界、わかったよ、おいでご飯食べよう。

と、保護してから、激しさが全然抜けなかったまみこと、人馴れしないで出遅れた、ちよちよの初代譲渡遅れ2人との3人暮らしになりました。

1480162097611

 

 

 

 

 

 

 

(ちよちよとまみこ)

この時点でこの3人は譲渡とか考えなかった。いちお、張り紙はしたけど。

おっちゃんはすぐに譲渡できた子だけど。かわいくて手放せなかった。

乳腺腫瘍については「避妊手術の時期」です。犬も猫も同じ。

お客さまにはよくお話していますが、するならば、「早く」です。

乳腺腫瘍を避妊手術で防ぐ事ができるのは一歳前後までに手術をした子です。それ以降はほぼ、避妊手術による乳腺腫瘍予防のメリットはありません。

うちは今、10頭猫たちがいます。

9頭が女の子、男は優次郎だけです。

9頭のうち、子猫で保護した香と、乳飲み子の、かなとかんの姉妹以外は、全員大人で保護してからオペをしているので、避妊手術による乳腺腫瘍のリスク排除はできていない。

みか、もえ、まこはうちで子供を産んでいますし、たぶん、まーたんや、ちよちよ、おとめも産んだでしょう。

あたしの大切な大切な猫たち…恩猫、仏猫たち

全員がおとめに向くのは当たり前なんですが、その間も危ないんです。他の子への目線。それも話をしました。

まーたんも、年内もう一度チェック行かないとね。

でも、全員、この前ワクチンやらチェック受けたばかりで…

大きくなる早さにも悪性度の恐ろしさを感じました。

転移してまた大きな傷をつけるのか…とかは考えないようにしてるけど考えてしまう。

立場上いつも最悪な事ばかり想定しておかねばならない、本質はこうではなかったはずの私ですが、しょうがない。

想定外ばっかりはこりごりだ。

おっちゃんのQOL、帰ってきた彼女と、かけがえのないみんなと私たちで、試行錯誤したいです。

_20161127_023432

ひなたぼっこしてねんね。お出迎えにお見送り。おひざでねんね。全部したいことを。

しばらくは好きな夕日は登って見れないかな。

_20161127_023517